セットカラー(Shaft Collar)の豆知識
2022/07/07
# 技術情報

セットカラー(Shaft Collar)
1.セットカラーとは
セットカラー(Shaft Collar)とは軸の固定や位置制限用の部品の一つ。
材質は主にS45C、SUS304、アルミ材などがある;いろんな表面処理を施せる,例えば:黒染、無電解ニッケルメッキ、陽極酸化処理…など。
| 類型 | 介紹 |
|---|---|
| スタンダードタイプ | 付止ネジを使い、軸を固定するスタンダードタイプ。 |
| スリットコンパクトタイプ | 締結力が高く、軸には傷つけにくい。 |
| セパレートタイプ | 軸には傷つけにく、取付・取外しが容易。 |
| カットタイプ | カット面には光ファイバなどをセットできる。 |
| クサビタイプ | 特殊な形状によって素早く取付・取外しや調整が可能。(レバー付けが可能) |
| ヒンジタイプ | 作業性の悪い場所での取付、取外しが容易となる。 |
| 他のタイプ | 内ネジ付けタイプ、快速セットタイプ、キーニガシ溝付…などがある。 |
2.セットカラーの用途
>よく使われているところ
ベアリングやプーリー等の位置固定、位置決めなどに使われている。よく使用されるタイプは:スタンダードタイプ、スリットコンパクトタイプ、クサビタイプ(レバー付)

>軸(シャフト)の固定
ベアリングやプーリーの位置を固定できる。よく使用されているものは:スタンダードタイプ、スリットコンパクトタイプ
>ドグとして使用
センサーの位置決めや固定ができる。よく使用されるタイプは:スタンダードタイプ、スリットコンパクトタイプ、セパレートタイプ、クサビタイプ(レバー付)

>位置決めストッパー
各部品の位置を固定し、ぶつけ合うことによる噪音を抑えれる。よく使用されるタイプは:スリットコンパクトタイプ、セパレートタイプ
>他の部品との取付
セットカラーに設置した穴でプレートやブラケットの取付ができる。よく使用されるタイプは:スタンダードタイプ、スリットコンパクトタイプ、セパレートタイプ

3.よくある追加工
| 類型 | 功能 |
|---|---|
| ザグリ加工 | ネジが表面に突出しない孔を加工できる。取付用の孔として平面もしくはブラケットに設置することができる。 |
| ネジ加工 | ネジスパイラルを加工し、ネジ部の強度を高めることができる。 |
| 内径拡張加工 | 必要な大きさによって内径を拡張できる。 |
| タップ孔加工 | ネジ部を加工できる。取付用の孔として平面もしくはブラケットに設置することができる。 |
| Dカット | カット面での取付孔を利用して、センサーやブラケットなどを簡単に設置できる。 |
| キーニガシ溝加工 | キーに適合したニガシ溝を加工できる。軸に設置することにより回転力の伝達が可能となる。 |
4.他の応用例
生産する際の安定性を高めて、位置ズレなどの不安定要素を取り除くには位置の固定が重要なこと。
セットカラーには位置決めの役割を持ち、いろんなFA設備で応用されている。
位置の固定のほか、セットカラーにも伝動用の部品として使用方法もある。
| 応用範囲 | 例 |
|---|---|
| 自動車など | センサー、安全装置など |
| 伝動など | 歯車の固定やベルト、チェーンの伝動など |
| 工業など | 各機械設備など |
5.選び方
ステップ1 使用条件を決める(用途など)
ステップ2 ご希望の規格を決める (直径や材質など)

